• 吉村 聖一

徒手的アプローチ,力学的変化をさせることは難しいが,痛みを取ることは可能



バレエ体操10分

バレエ体操を動画で確認しながら

最近はトレーニングしている。

バレエは

臀部を引き締め

膝関節のアライメントを

調整していく

膝OA(変形性膝関節症)予防には非常にいいのではないだろうか?

みなさん膝痛くないですか?

大規模なコホート研究によると

40歳以上の日本人膝OAの

有病率は男性42.6%

女性62.4%であり

国内の患者数は2530万人と推定されている。

その膝が痛い人々を

理学療法士

外来リハビリや

入院リハビリで治療することがある。

それぞれ療法士によって

学んでいる手技や理論が違う。

私は関節を近付けて治療する手技だが

関節を引き離して動きを良くしようと考える

徒手療法もある。

治療というのは

痛みがあって介入して痛みが取れれば治療なのだ,

痛み止めの薬も

痛み止めの注射も飲んだり打ったりして

痛みが取れれば

治療効果があったとなるのです。

膝関節に対する理学療法エビデンスレベルが高く

確率されているとは言い難い状況だ。

一番の原因は

疼痛などの症状が出ている患者さんが居るとする

その患者のレントゲンやMRI画像を確認して

関節構成体の損傷や耐候性変化が

あっても

そこが必ずしも痛みがある

患者が訴えて居る痛みの場所ではない事が

臨床現場では多々ある。

レントゲンを見ると

膝がひどく変形しており

いかにも痛そうだと思い

患者に聞くと

「まったく痛みはない」

と返される事がある。

膝OAは関節軟骨のみではなく

関節構成体の退行性変化であり,

患者が訴える疼痛が

関節軟骨の減少による疼痛のみではないことを

再認識する必要がある。

関節ブロック注射の実験では

有効だった患者は61%

無効であった患者31パーセントは

高齢で罹患歴が長く疼痛部位が広範囲出会ったとの報告がある。

膝OAと診断されると

膝だけに原因があるとついつい考えてしまうが,

当該関節以外から可動域訓練を実施すると

驚くほど膝関節の痛みが緩和する患者も多い。

しかし文献的に

膝関節の痛みの原因は

主に

関節内の要因として

①骨髄

②滑膜

関節外の要因として

③関節包

④靭帯

⑤筋腱付着部および筋

に分類されるようだ

根本的な問題は

内側コンパートメントに加わるメカニカルストレスの増大による

関節構成体の退行変性と

それに伴うアライメントの変化のようだ。



荷重時の膝関節内側コンパートメントに加わる

圧縮ストレスを反映する指標として

Knee Adduction Movement( KAM)があるようだ。

レバーアームの距離を短くすることで

内側コンパートメントへの負荷を軽減させる

事が必要なようだ。

しかし,

理学療法

膝関節への徒手アプローチでは

KAMを減少させた報告はほとんど無いようです。

股関節・膝関節の筋力強化を行うことで

疼痛は優位に減少した報告は多くあるが

KAMの数値は変化しなかったとの報告もある。

非常に不思議だが

運動療法

筋力が増大し疼痛や身体機能を改善させる事ができるが

KAMを改善させたという報告や研究は無いようだ。

徒手アプローチは

疼痛の改善には有効ではあるが

膝関節の力学的な変化を与えることはできない。

要するに

手術療法のように力学的に形を変化させる手術はできない

しかし,

患者の訴えでは必ず痛みがある。

徒手療法は手術とは異なるメカニズムではあるが

疼痛を改善させる事ができる

リハビリ・徒手療法の真骨頂は

関節の構造をその場で変化させることは

できないが

治療的運動で機能障害を改善させる事が可能だ。

前回も説明したが,

トカゲの尻尾のように

器質的回復を徒手で変化させることは困難だ

しかし,

機能的回復(機能障害の回復)をさせることは

徒手療法であれば

十分に可能だ。

その機能障害とは

①関節可動域制限

②筋力低下

③筋持久力低下

④協調性障害

⑤全身生理機能の低下

などがある。

一応Kottkeの定義では

治療的運動療法とは,運動器系及び運動に関する

呼吸・循環器系の機能を回復するために処方された身体の運動とある。

この徒手療法には歴史がある。

治療的運動については

次回説明しよう。

我々の徒手療法は

力学的な変化を瞬時に治すことはできないが

人が当たり前に行っている

横になる事

起き上がる事

座る事

立つこと

歩行すること

階段をのぼる事

これらの動作が当たり前にできなければ

生き生きとした生活は困難だ。

医者は構造を変化させ痛みを取る事ができるかもしれないが

人が当たり前に行っている。

横になる事

起き上がる事

座る事

立つこと

歩行すること

階段をのぼる事

などを回復や改善させることは難しい。

よく

関節の負担を減らすために筋力をつけましょう

と言われるが

KAMの角度を我々は

変化させる事ができないことは

エビデンスで証明されている。

だから,

何も考えず膝の筋トレをさせることは

KAMの角度を増大さえる可能性がある。

とりあえず痛くても

筋トレさせればいいという安易な考えは

リハビリによって膝関節のKAMが悪化し

疼痛が強くなる可能性がある。

そして,その痛みから

代償動作が生じ

健康的だった片方の痛みを

発症させる可能性がある。

なので

まず

徒手療法で大切なことは

痛みを取ることだ

何どもいうが

手術のように構造的変化で痛みを取ることはできないが

治療的運動(運動療法も含めよう)は推奨グレードは高く

筋力トレーニングは疼痛,心身機能,生活活動を改善させるとされているが

まず,痛みを取らねば

代償動作が生じる。

今回でいえばKAMの角度を悪化させるという

治療のつもりが構造破壊をする可能性がある。

考えて行動しよう


行動行動

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