- 吉村 聖一
慢性疼痛の痛みを取ろうと頑張る方へ それは大間違いです

最近の私のブームは
愛知県刈谷市を拠点としている
Bリーグというプロバスケットボールチーム
シーホース三河を応援することに
はまっています。
なぜ,ハマってるのでしょうか?
スラムダンク世代も影響していると思いますが。
結果を残さなければいけない
シビアな世界を
関節的に触れることができ
応援することで
試合の流れも変化する。
また,長く観戦していると
選手の特徴やメンタル
求められるスキルなど
私たち社会人に必要な学習もできちゃうからなんです。
今のシーホース三河は
CSという最終戦に行くことができるかどうかといった
ある意味
崖っぷちな状態です。
本当に首の皮一枚で繋がっているのです。
残り2戦あるのですが,
絶対に負けることができません,
4月13,14日にも大切な試合がありました。
試合を見ていて面白いなーって思うことは
頑張れば必ずいい結果=勝利では無い気がしたのです。
ではどのような時に
勝利を手に入れるのでしょうか?
それは
ここのプレーヤーがのびのびとプレイする
いい雰囲気でプレイする
心身に緊張を持たせずプレイする
試合中に笑顔が出てしまう状態でプレイする
と必ず
良い結果=試合に勝利しています。
その逆をすると
必ず負けているのです。
で,今回のタイトルに繋がります。
慢性疼痛の痛みを取ろうと頑張る方へ それは大間違いです
👆になります。
バスケを例にしましたが,
「勝たなければならない!!」
と選手たちが気負って
ガチガチにならないように
鈴木監督(シーホース三河の監督)は
「選手たちがのびのびプレイするよう声かけした」とあります。
決して「頑張れ」と声かけしていないんですね。
その結果,
見事シーホース三河は2連勝しました。
勝利といういい結果がついて来ましたね。
慢性疼痛も全く同じです。
膝が痛いから痛い
腰が痛いから痛い
のではなく
脳の一部分が痛みを強く受け止めてしまう状態
痛みを緩和させるように
働きかけることができなくなっている状態に陥っているのです。
そのため,
慢性疼痛は「頑張ろう」として
力むとより脳へストレスが生じ
緊張や痛みを緩和することが難しくなります。
バスケの試合結果のように
勝利=痛みの緩和・改善を勝ち取ることは到底難しくなります。
だから私は
患者さんに頑張らないようにアプローチします。
他のクリニックや整体とは違うところを説明します。
通常は患者さんが診療室に来るなり
ゴロンと横になって
「じゃ,先生よろしく」という
スタイルが多いです。
私はそれは絶対にしません。
患者を頑張らせることはしないですが,
ただ単に可動域訓練やマッサージをして終了はしません。
確実に相手と向き合って,
何が原因なのかを考え
どうやったら
緊張せず頑張らない生活ができるのか
共に考えて
アプローチしていきます。
そのためには
まずは簡単な学習が必要です。
その簡単な学習が難しい場合は
慢性疼痛の改善は困難となるでしょう。
共に行動していきましょうね。
それでは良い一日を😁