• 吉村 聖一

理学療法の治療的運動療法って何だろう



11月12日のブログでは

徒手アプローチは

疼痛の改善には有効ではあるが

膝関節の力学的な変化を与えることはできない。

手術療法のように力学的に形を変化させることは

徒手アプローチではできない

しかし,

患者の訴えでは必ず痛みがある。

徒手療法は手術とは異なるメカニズムではあるが

疼痛を改善させる事ができる」

と述べた。

我々の武器は

徒手で痛みを緩和させることだ。

これには時代ごとによって

歴史がある。

ここで一度振り返ってみよう。

歴史

①1950年代まで

筋の解剖・生理学的研究成果に基づく技術

“伝統的な治療的運動”

1)関節可動域訓練

2)伸張運動

3)筋力増強運動

4)筋持久力運動

5)協調性運動

6)リラクゼーション

7)神経・筋再教育

8)全身調整訓練

“神経筋再教育”

定義:神経筋再教育とは,骨格筋の随意運動の発達または回復を目的とした治療的運動療法

条件:1,患者の協力がある

   2,知的能力に問題がない

   3,筋・腱に構築学的異常がない

   4,N-M re-educationに必要な可動域が存在する。

   5,痛みが無いこと

順序:1,筋収縮の認知・誘発

   2,筋力増強

   3,協調性の改善

   4,筋持久力の増大

   5,スピード化

②1960年代:神経の解剖・生理学的研究成果に基づく技術

“神経生理学的アプローチ”(N.P.A)

定義:神経生理学的原理and/or発達学的理論に基づく治療法で,神経・筋再教育の特殊な技術。

各種技術および人物

1)Temple Fay 

2)Kabat -Knott

3)S.Brunnstrom

4)K&B.Bobath

5)M.Rood

③1970年代:関節の運動学的研究成果に基づく技術

“関節運動学的アプローチ”

A.K.Aなど

定義:S.Hakata1984

関節運動学に基づく治療法で,滑膜関節における関節のあそび(joint play)と,構成運動(component movement)である滑り,回転,軸回転などの関節包内運動を改善する手段。

④1980年代:筋の生物学的研究成果に基づく技術

“筋生物学的アプローチ”

M.B.Aなど

定義:筋生物学に基づく治療法で,伸張運動,筋力増強運動及び持久力運動の欠陥を補う。

⑤1990年代:Neurobiological Approach (NBA)

“神経生物学的アプローチ”

⑥2000年代:Arthrobiological Approach(ABA)

“関節生物学的アプローチ”

Biotribology    

Synovial Joints Facilitation

治療的運動の歴史はこのような流れになっている

きっと今後も

様々な治療方法が出てくると思う。

我々の治療は

所詮徒手療法

この両手で

患者を操作し

治療的運動を行い

機能回復をさせていくのだ。

そうすると

2次元の世界ではない

3次元の世界で

患者の身体を捉え

徒手療法を与えていく。

ここで大きな落とし穴

私たちの

評価として

屈曲・伸展

外転・内転

内旋・外旋

など

角度を図り

それが正常とどう変化しているのか

評価をしている。

しかし,

関節は機械のように

そんな単純な動きで動いていない。

関節内運動学がある。

関節面の動き

骨体の角度変化などあり

徒手療法では

この動きを再現し

治療することで

痛みが緩和する。

これが徒手療法の技術。

技術は

1万時間の法則のように

常に使用して

高めていく必要がある。

なんでも習慣化されるくらいの

練習が必要だ。


行動行動

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