- 吉村 聖一
選手としての常識を覆した 高橋大輔がすごい

4年間現役から離れていて
32歳で現役復帰した
高橋大輔さん
インタビューで
「今の仕事が(コメンテーターの仕事)
本当に自分のやりたいことなんだろうかと考えた
自分の軸にはフィギュアスケートが必要」
と,もう一度自分を奮い立たせて
現役復帰した
その勇気と挑戦に
私は猛烈に感動しています。
スケートは
しなやかで体が一番動く
20代がピークだと言われています。
それでも
彼が挑戦をすることはなんでしょう?
ショート・フリー演技を終えて
195,82点
羽生結弦の
ショート・フリーの最高得点は
330.43点
点数で考えたら
羽生の足元にも及ばない
それでも
挑戦するその理由はなんだろうか?
4年前に右膝のけがで
満足な演技ができなかった後悔に対して
自分なりのけりをつけたかっただろう,
何よりも
スケート演技に挑戦することが
彼は好きなのだろう。
私は思う
周りが
「ピークが過ぎた」や
「いい演技はできっこない」など
言おうが,とにかく
やりたいという気持ちがあれば
好きなことだけやればいい
と思う。
すでに私のような
おっさんが
高橋選手の行動と
演技に対して
感動して
勇気をもらっているからだ,
多様な社会
スポーツ自体も
何が何でも1位をとればいい
それが全てという価値観も
時代によって変化したっていいと思う。
1位を取る
日本がメダルを何個手に入れたかという実績
確かに大切だと思う
でも
オリンピックなどの大会は
大勢の人間が
世界規模で
共同体感ができる
特別なイベントだ。
みんなで
応援し演技を楽しむ
願う一体感を感じる
その経験をしたくて
人々は
大枚をはたいて
オリンピックの準備をしている。
1位を取れない選手が
スケートが好きだから
続けたいから
挑戦する。
これは今までの
スポーツの流れに逆らい
新しいスタイルの
挑戦方法と
感動を与える出来事だと思う。
人生100歳時代に突入している日本
20代が一番輝けるピークとして
定着していては
65歳以上が3分の1もいる日本は
衰退した人間がうじゃうじゃいる
価値のない国家と考えられてしまう。
私はそうは思わない。
たとえピークが過ぎたとしても
やりたいことに挑戦する
多様性を引き出す
人々に感動を与える人間が
多く輩出される国家
それが
私たちの住む日本!!
とこれからはなっていくはずだと期待している
だから
今回の高橋選手の復帰戦は
最高に感動している。
ありがとう。
行動行動